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明慶錄
天保十三年六月廿二日、水野越前守殿〈江〉伺之上申渡、
市中取締掛名主共
百姓町人共、金銀之品相用申間敷、心得違に而所持致居候分は、其品早々金銀座へ差出、引替可申旨、去戌年中相触候処、今以銀喜世留(○○○○)、其外金銀具之品、所持致候もの有之哉に相聞、不埒之事に候、〈○中略〉若申渡候趣不相用、隠置不差出族有之候はゞ、早々申立候様可致候、
寅六月廿二日