[p.0614]
日本新永代蔵

二年めの俊の花隻工夫だね
密々に商お見立るに、とかく大廻しの船、勿論海上ある事ながら、綱碇お丈夫にして、檜木造(○○○)のうへは、いさゝか難風お乗のがるゝ事、古き沖船頭のいひぶん、猶もに思ひ、〈○下略〉