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万葉集略解
三上
巻十四、まがねふく爾布能麻曾保の色に出てと有て、赭土おそほにといへり、あけのそほ舟は、其赭土もて塗たる船也、巻十三、左丹塗のお舟もがも、又なにはの崎に引登るあけのそほ舟、巻十六、おき行や赤羅小舟など有、あけと上に置て重ねいへる也、さて色どりたるは官船にて、官人の船ならん、