[p.0624]
続世継
一/こがねの御法
治暦元年九月廿五日に、高陽院にてこがねの文字の御経、みかど、〈○後冷泉〉御みづからかゝせ給ひて、御八講行はせ給ひき、〈○中略〉五巻の日は、宮々上達部殿上人、皆さゝげもの奉りて、たつ鳥のから舟(○○○○○○○)池にうかびて、水の上に声々しらべあひて、仏の御国うつし給へり、