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東都歳事記
二/五月
船遊山 両国より浅草川お第一とす、花火の夜は、ことに多し、楼船の名は、江戸砂子拾遺に、百艘お挙ぐ、今は次第に減じて、屋根舟(○○○)〈本名日よけ舟(○○○○○○)〉のみ、年々に多くなれり、