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東雅
九/器財
艜ひらた 倭名抄に、釈名、艇薄而長者曰艜、今按ずるに艜はひらだ、俗に平田舟の字お用ゆと注したり、義いまだ不詳、〈俗に凡物の薄きおひおともひらたともいふ也、葉手おひらてといひ、壁銭おひらくもといひ、一枚一片等の字おひとひらなどいふがごとき是也、舟の薄きものなれば、ひらたふねとはいひしなり、〉