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続武将感状記
備前宰相秀家の従士、馬場与平次実職、朝鮮陣の時、山寺四郎兵衛、徳蔵市兵衛、祇園久次、中島藤三、斧田九右衛門、湯原治右衛門、七人同船に乗て、長門の門司関に至て、渡海の順風お待、陸に上て見物する処に、秀家の台所船と、秀家の柄臣延原内蔵允が船と、上碇下碇お論じて、双方百人計争闘に及べり、