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倭訓栞
申編十五/底
てぐりぶね(○○○○○) 手操舟の義、禁裏へ生魚貢する船なり、一名今井船(○○○)、今井道伴なる人始めしといふ、又小漁舟おもいふ、手操網お引の舟なり前太平記にも、てぐりの小艇お塩津より押出すと見えたり、