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倭訓栞
前編三十/美
みおびきのふね 和名抄に水脈船およめり、万葉集に、堀江よりみおびきしつつみふねさす、と見えたり、今水お打舟といふ、先小船にて、水の浅深おあらたむる也、延喜式に、船到縁海国、澪引令知泊処、とも記せり、