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増鏡
五/煙のすえ〴〵
宝治二年十月廿日ごろ、もみぢ御らんじがてら、うぢに御幸し給ふ、〈○中略〉うぢ川のひがしのきしに、御舟まうけられたれば、御車よりたてまつりうつるほど、夕つかたになりぬ、御舟さし(○○○○)色々のかりあおにて、八人づゝさま〴〵なり、