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増鏡
九/草枕
新院、〈○亀山〉二月〈○文永十一年〉七日、御幸はじめさせ給、大宮院〈○吉子〉のおはします中御門京極実俊の中将の家へなる、御直衣、から庇の御車(○○○○○○)、上達部殿上人(○○○○○○)残りなく、うへのきぬにてつかうまつらる、