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栄花物語
二十二/鳥の舞
としごろつくりみがゝせ給つる御ほとけ、みなみどのよりわたしたてまつらせ給、〈○中略〉わたらせ給ふ程は、力車といふ物おふたつならべて、一仏おはしまさせ給、けふは其車のうへに、おほきなる蓮花の坐つくらせ給ひて、おはしまさせ給ふ、