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花鳥余情
六/葵
あじいのすこしなれたる、下すだれのさま、
尼眉には、いお末濃の下すだれおかく、あじろの車には、下すだれおかけずといへども、女房の乗用するには、八葉の車にも、下すだれおかくる事に侍れば、いづれにても相違なかるべし、