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貞丈雑記
七/輿
一棟立の事、〈棟あげ(○○○)ともいふ也○中略〉貞衡雲、常のこしは、屋ねのむねおひきくする也、むねあげは、やねおそらせて、むねお高く立る也、これは白木のこし也、式正の時は、男女ともにむね立にめし候也、婚礼にもむねあげお用也、〈よめ入に、あじろごしお用る事もあり〉