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嬉遊笑覧
二下/器用
塵取は、〈○中略〉今も塵おとる具に、むしろの端に縄お付て、二人して舁ものゝ如くなるべし、師門物語、〈完永六年の写本、是も室町頃の草子なり、上巻、〉御こしおつまどの口へたてまうす、御供の女房達のちりとりまで、十六ちやうこそかきすえたれ、〈師門夫婦、塩がま明神に参りし処なり、〉これらの塵取と雲は、麤末なる釣輿の類なるべし、