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享保集成糸綸録
十九
享保九辰年六月
覚〈○中略〉一新規塗物之事、国大名之調度たり共、軽き梨子地蒔絵に不可過、妻女之乗物、挟箱、長持等之類は、黒塗蒔絵之紋より上之結構不可致、其余之輩は、黒塗軽き蒔絵、或はいつ懸等お用ひ、乗物は黒塗のし金物、又は天鵝絨包、挟箱、長持之類は黒塗、或は溜塗お用べし、蒔絵之紋、無用之事、〈○中略〉
六月