[p.1011]
幕朝故事談
公方家
御右筆組頭の類(○○○○○○○)、五十以下は乗物御免無之故、駕籠に目お付て、四枚の駕籠人足の看板おそろへぬなり、町駕籠に乗る体なり、駕籠なれば下乗まで乗下はならず、極楽橋〈○下乗橋〉の外にて下るなり、