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安斎随筆
後編十四
一当時の乗物に、めんえん(○○○○)と雲ふは、びろうどなどにて包みたる也、常のござ包は、織部(○○)と雲、八重姫君様、水戸へ御入輿の時行列に、ながへ、ながへぎり、めんえん、おりべと次第有り、ながへ切とは、輿のごとくにて、屋根の上に棒お通したる也、