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好色二代男

帯は紫の塵人手お握る此里〈○京都島原〉は早駕籠、大坂より四枚肩(○○○)は二十四匁の定まり、難波の暮の七つに乗出し、西島の四つ門閉ぬ中に、請合ひ飛ばすなり、又六枚肩(○○○)は三十六文、是は日暮より二時に、十里半の道お行く事ぞかし、