[p.0030]
語意考
六月おみな月といふは、加美那利(かみなり)月の上下お略けり、十月は陰月にて雷のならねば、かみ無月といひ、六月は専ら雷の鳴故にむかへて此名有、雷おかみとのみいへる事、古への常也、