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古事記伝

来日は久流比(くるひ)と訓べし、書紀に明日(くるつひ)、明旦(くるつあした)、明年(くるつとし)などある訓お見るに、明字なるお、阿久流(あくる)とは訓まで、久流(くる)と訓るは、是古言なるべし、〈但助辞の都(つ)は心得ず、此助辞お置べき言には非ず、そのかみ此ばかりのことは、誰もよく弁へたるべきお、いかなることにか、〉久流比は翌日(あくるひ)おいふ、