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倭訓栞
前編十六都
つごもり 晦おいふ、霊異記に見ゆ、月隠るの義、新撰字鏡につきごもりとよめり、日本紀に、月尽およめり、つもごりといふはあしヽ、阿波にてこもりといふは略せしなり、津軽にて十二月小なれば、翌朔日お大晦日とし、正月二日お元日とす、是お津軽の私大といへり、