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倭訓栞
前編十八登
とき 時辰おいふ、常(とこ)の義也、一日の十二時も、一年の四時も、千万世の時世も、歳月のうつり行まヽに、其常お失はざるおいふなるべし、日本紀に期およみ、諱訓抄に代もよめり、又疾の義、文選に時来亮急絃と見えたり、