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古今和歌集
三夏
寛平御時きさいのみやの歌合のうた   きのつらゆき
夏の夜のふすかとすれば郭公鳴一こえにあくるしのヽめ〈◯中略〉
月のおもしろかりける夜、あかつきがたによめる、   ふかやぶ
夏のよはまだ宵ながらあけぬるお雲のいづこに月やどるらん