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拾遺和歌集
十二恋
けさうし侍ける女の、五月夏至(○○)の日なりければ、うたがひなくおもひたゆみて、物いひ侍けるに、したしきさまになりければ、いみじくうらみわびて、後にさらにあはじといひ侍りければ、   よしのぶ
あすしらぬ我身なりともうらみおかんこの世にてのみやまじとおもへば