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光台一覧

十一月朔日、若冬至今日に廻り当れば、朔旦冬至とて、天子の御賀と有て、今夜節会お御行御事なり、陣の儀式、三節会に大略同じ、若又十月晦日冬至なれば、朔日へ延し、十二月二日冬至なれば、朔日へ縮めなどして、節会お御行御事なり、但暦の動にはあらず、節会お屈伸せる義祝なりと心得べし、左様に朔旦冬至なされ度思召佳儀なれば、よく〳〵天子の御身の上に極りたる御賀とか奉推候、