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公事根源
正月
踏歌節会     十六日
元日、踏歌おば小節(○○)と申、白馬豊明おば大節(○○)と雲にや、小節にはまちきんだちめせと仰す、大節には刀禰召せと内弁の仰する替め有、其故はまちきんだちとは、大夫達とかけり、五位のものお申也、五位已上のものおめせとおほする心なり、大節に、刀禰とは六位おいふ、六位の輩までおめせといふ心也、しばらく大小の節おわかつ事は、かの偏頗の恩によてなり、