万葉集

一雑歌

石上大臣従駕作歌
吾妹子乎(わぎもこお)、去来見乃山乎(いざみのやまお)、高三香裳(たかみかも)、日本能不所見(やまとのみえぬ)、国遠見可聞(くにとほみかも)、
右日本紀曰、朱鳥六年壬辰(○○○○○○)春三月丙寅朔戊辰、以浄広四広瀬王等為留守官、〈◯中略〉　辛未、天皇不従諌、遂幸伊勢、　五月乙丑朔庚午、御阿胡行宮、
　　藤原宮之役民作歌
八隅知之(やすみしヽ)、吾大王(わがおほきみ)、高照(たかひかる)、日之皇子(ひのみこ)、荒妙乃(あらたへの)、藤原我宇倍爾(ふぢはらがうへに)、食国乎(おすくにお)、売之賜牟登(めしたまはむと)、〈◯中略〉
右日本紀曰、朱鳥七年癸巳(○○○○○○)秋八月、幸藤原宮地、　八年甲午春正月、幸藤原宮、　冬十二月庚戌朔乙卯、遷居藤原宮、