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逸号年表補考
善紀(○○)、大屯(○○)、
万葉緯一巻に、史籍不記往古年号、今所記以本瀬三之自筆摸之、伝聞、南都古寺間有記、此年号書矣、とありて、異年号お集めたるものあり、大凡年契にいへる如し、継体天皇十六年お善紀元年として、文武天皇四年お大屯九年とする迄、凡百七十九年の間お記せり、此年号所出の書おいはず、証としがたければ写しとヾめず、