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四季旧式
正月〈◯中略〉五け日と雲は、朔日、二日、三日、此三け日に、七日と十五日お配合して五け日と雲、朔日天に象り、二日は地に象り、三日は人に比す、三け日と雲祝也、七日は人日とて、往古人出生の日也、〈◯中略〉十五日望月の祝なり、是お合て五け日の賀とす、〈◯中略〉釈氏は朔日より五日迄お五け日と雲て、五日の内諷経有、朔日は天神地祇諸神お祈、二日は帝道の宝祚、武家の武運お祈る、三日は宗の祖師開山の僧に諷経す、四日一宗の旦那、一切の衆生の為に祈、五日に自身お祈祷す、是によりて五日迄お五け日と雲は釈氏の法也、