東武実録
寛永元年正月二日、禁裏へ年始の賀儀として、織田少将信良〈兵部大輔〉お遣さる、
為年始之御礼、以織田少将言上候、仍御太刀一腰、御馬一匹進上之候、宜様可有奏進候也、
正月二日 御諱〈◯徳川秀忠〉
三条大納言殿 中院中納言殿
としのはじめの祝儀として、おだ少将おもつて申上候、よきやうに申さるべく候、さてはしろがね二十まいまいらせ候、めでたきのしるしまでに候、かしく、
ひで忠
勾当内侍どのへ
為年始之御礼、以織田少将言上候、仍御太刀一腰、御馬一匹進上之候、宜様可有奏進候也、
正月二日 御諱〈◯徳川秀忠〉
三条大納言殿 中院中納言殿
としのはじめの祝儀として、おだ少将おもつて申上候、よきやうに申さるべく候、さてはしろがね二十まいまいらせ候、めでたきのしるしまでに候、かしく、
ひで忠
勾当内侍どのへ