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視聴草
七集四
寛永甲申御湯殿の記 寛永廿一年正月廿三日、江どよりねんとうの御れいに、大さは右京御つかひにまいらせらるヽ、しやうぐんよりらうそくせんてう、しろがね百枚参、わか君より大ごん十両、まき物廿まき参、大さはせいりやうでんにて御たいめん、てんはいたぶ、おはり大なごん、きいの大なごん、水戸中納言より御太刀馬代、大ごん十両づヽ参、