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東武実録
寛永五年正月七日、加賀中納言利常、新正の賀儀として、太刀一腰、馬代黄金三十両お献ずるに依て、御内書お利常に玉る、是日豊前少将忠利〈細川越中守〉年始の賀儀として、太刀馬代黄金十両お献ず、是に依て奉書お忠利に玉る、 二月三日、松の丸〈太閤秀吉の室〉より年始の祝儀として、呉服二お献ず、是に依て御内書お玉る、