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御湯殿の上の日記
天正十九年正月四日、八でうの宮御れいになる、御たる五色五かまいる、 五日、五のみやのかた御れいになる、〈◯中略〉三色三かまいる、 十二日、くわんばく殿さんだいあり、〈◯中略〉しんくげしゆ廿七人、御たちおりかみにて御れい申さるヽ、くわんばく殿より御むまたちまんびきまいる、まへだちくぜんせいりあり、しろがね二十まいしん上御申、
文禄四年正月一日、くわんばく殿さんだいあり、〈◯中略〉くわんばくどのより御たちおりかみば代力十匹、御なか百は、はくてう三つまいる、大けらいの廿三人御れい申、御たちおりかみば代まいる、びぜんの中納言よりの御れいしろがね十まいまいる、おりかみば代匹まいる、やまとの中納言より、ば代しろがね十まいまいる、その外三百匹づヽまいる、
慶長三年正月七日、そつどのより三色三かまいる、とみ田つる一はしん上申、 八日、ふしみどのより御たるまいる、 九日〈◯中略〉近衛殿より三かう三かまいる、御れいに御まいり、 十日、あきの中納言てるもとより、ねんとうの御れいとて、御たちしろがね廿まいまいる、じゆごうよりひろうあり、