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御湯殿の上の日記
長享三年正月四日、むろまち殿より御あふぎ、ことしも御さか月御しうちやくありたきよし御申、 五日、むろまちどのへの御さかづきに二色五かそひてまいる、てんそうへつかはさるヽ、
明応四年正月四日、むろまちどのより、とし〴〵の御あふぎびぶつ三色まいる、御つかひてんそう御ふみにて申さるヽ、
永禄五年正月一日、ぶけよりとし〴〵のたまぎつちやうまいる、御つかひひろはし大納言、たまぎつちやうわかみやの御かたより、御いちやもたせて御まいり、はくじじうにたまぎつちやうたぶ、