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台徳院殿御実紀附録

元和元年浪華の再乱已におさまり、全く大一統の業おなし玉ひぬれば、〈◯中略〉明る二年正月元日より新儀おはじめ行はる、〈◯中略〉此までは拝賀の者衣服の制も定まらざりしお、今年はじめて烏帽子、直垂、狩衣、大紋お著し、其以下は素襖お著せしめらる、