[p.0803]
後水尾院当時年中行事
上正月
れんだいの中央西にせまりて御褥ばかりおしきて、うけとりお供ず、はいぜんの人はひさしに候ず、二献まいる、〈初献ひし花平、二こんかべ、〉女中にもたぶ、二献の時はじめて屠そ白さんおてうしに入、内侍是お役す、白散はもとより、上段の西北の角におく、〈御かヾみの前なり〉内侍簾だい〈御右の方〉おへて、白散のもとにすヽみよりて、是お入て本路おへて、はいぜんの人のもとにすヽみよりて、てうしおまいらす、二献の時、うけとり進上の人、いづれも天盃おたぶ、