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錦所談

百五物 江次第御歯固具お盛青磁の注に、尾張百五物とあるお、先輩百五の二字お貢の字の誤としたり、按ずるに、長保二年四月九日権記雲、〈◯中略〉藤原頼経去年為催百五物之使下越前国、〈◯中略〉これお以て見れば、強ち貢の誤にあらず、百五とは、百五入など雲数の名より、貢物の称となりたるなるべし、