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建武年中行事
此時〈◯御薬お供ずる時お雲ふ〉まづ御厨子所の御はがためお供ず、采女二人御座の次のまの几帳のうへより是お供ず、〈刀自采女につたふ〉命婦蔵人、おの〳〵二人、上より次第にかはりて役送す、八の盤なれば二へんにあたるなり、本儀は四人なり、二人も時によるべし、典侍次第に御盤にすう、御はがため、一の御ばんにすうるなり、大方精進の物、一の御盤たるよし江次第に見えたり、かはらけばかりとりて、かいけいしおば本のごとく盤に居てかへし給へば、度毎に是にすうるなり、