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昔京名所鑑

若水 去年の御生気のかたの井おてんじ、ふたおして、其内くまず、立春の日むすびて、主水司内裏にたてまつれば、朝餉にてきこしめし給ふとなり、年中の邪気お除くといふ本文あり、今民家に、元日のものとばかりこヽろうるはあやまれり、春のはじめにくめば、若水とは申にや、