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改正月令博物筌
正月
門松(かどまつ)〈立松、かざり松、かざり竹、松かざり、門の竹、門のかざり、(図略)松は千歳お契り、竹は万代お契るものなれば、年始の祝に用ふるよし、一条禅閤の御説なり、又松は十返りとて、百年に一度花咲ても春也、千年のよはひ有とて、年の始に用る也、◯中略〉藁合子(わらがうし)〈藁にて小さき畚のごとき物お拵へ、門松にくヽり添物也、〉