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世諺問答
正月 問て雲、爆竹はなにのゆへにて侍るぞや、 答、神異経西方の山中にたけ一丈余の人有、これお見る者、則寒熱の病おうるおもつて、竹火おたきて爆爆の声あれば、則驚去といへり、又事文類聚と申ふみに、爆竹声中一歳除、春風送暖入屠蘇、千門万戸曈々日、総把新桃換旧符、〈◯中略〉爆の字は広韻に火烈と注せり、またはためくとよめり、