[p.0969]
倭訓栞
前編四宇
うづち 江次第に糸所進卯槌と見へたり、卯杖と同じきよし、源氏の抄にいへり、枕草紙に五寸ばかりなる卯槌二つお卯杖のさまかしらつヽみなどして、山たちばな、ひかげなど、うつくしげにかざりてと見えたれば、形の異ある成べし、