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房総志料
三上総附録
一夷隅の俗、上巳に戸戸小蒜お檐に狭みぬる事、端午の菖蒲に同じ、蒜なければ、かゆるに葱お以てす、来由詳ならず、源氏物語に、こくねち(極熱)のさうやくといふ事みゆ、かヽる事の転ぜるにや、