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年中恒例記
七月七日、〈◯中略〉梶葉に七夕の歌七首あそばさるヽ也、〈◯中略〉寅時の水にて、御硯お御会所同朋あらひ申て、御硯水には、いもの葉の露お、そのまヽ葉にて包て、御硯水入の上に置申也、又御硯のふたおあほのけて、梶葉七枚、梶皮、そうめん等お入て、梶葉に歌おあそばされて後、梶皮そうめんにて竹に付て、御やねへあげらるヽ也、