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尊語集抄
一于蘭盆に者、御書院に竹お御つらせ被成、紙お小さく御切せ、処々御陣の節致御供、討死抔仕候御家来之名御書せ、右竹に張並べ有お、十徳お被召、御数珠御手〈◯蜂須賀家政〉に御持、御立向ひ被遊、どこそこの御陣処に面骨折たると、夫々被仰、一礼宛被遊御通り之由、古き者共内海弥五大夫抔とも語り伝候由之事、