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躬恒集
清凉殿の南のつまに、みかは水ながれいでたり、その前栽にさヽら河あり、延喜十九年九月十三日に賀せしめ給ふ、題に月にのりてさヽら水おもてあそぶ、詩歌心にまかす、
もヽ敷の大宮ながら八十島お見るこヽちする秋のよのつき〈◯又見拾遺和歌集十七〉