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日次紀事
十二月
節分の夜、厄払おするといふこと有て、男女ともに、厄年にあたりたるものは、身おはらひするなり、 同夜、〈◯中略〉人々以大豆配紀年之数、与孔方兄数枚以白紙包之、自摩遍体、則授是於街頭疫払、疫払受之、高声唱逐疫詞而祝之、併為鶏鳴而去、今夜乞人以綿中覆頭面、自称疫払疫落、終夜往来街衢、至暁而止之、