[p.1396]
日本歳時記
七十二月
世俗に立春の前夜、乞人家々に行て、厄払ひ〳〵とよぶ、其翌年厄にあたる歳の人、銭お出してあたふれば、祝詞おのべ、おはりに鶏の鳴まねおす、京都武城に殊に多し、鄙にもする所多し、