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東都歳事記
四十二月
節分、〈立春の前日也〉 今夜厄払ひ来る、厄はらひは、元禄開板の人倫訓蒙図彙に、同じ頃は節分の夜ばかりにして、世上の豆おまく間、隻二時の程にありきしよしなり、文化より以来は、冬至除夜正月の年越毎に来る、